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イラスト講座『肖像画を描く』 
2007 09 04
Tue 00:40:45

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【リアル系肖像画を描く】

今回も自分自身がいつも行っている制作過程を説明や気をつけている事に重点を置いて新作でご紹介したいと思います。
一般的に肖像画を描く場合、写真などを参考にする場合と、オリジナル(想像)で描く場合が有りますが、基本的な流れは同じです。
ラフ画→線画→彩色→背景
という流れですが、写真を参考にする場合は、いつもソフトで原画を横に表示しながら描き上げています。
原画を参考にするのは、輪郭と陰影ですが、あまりラフの時点で拘る必要も無く、輪郭や口、目、鼻などの距離と大きさに注意しながらラフを描いています。
「上からなぞれば早いのでは?」と思われますが、それでは只のコピーであり、自分らしさが出にくいので今はこだわりを持たずに彩色の時点で細かな部分に注意して描くようにしています。
と言うことで本来なら誰かの画像を使って制作過程を見て貰おうと思いましたが、肖像画を完成させるだけで24時間もかかり集中力が途切れそうでしたのでオリジナルをリアルに魅せる事に致しました。(^^;
最初の作業として、最近は紙媒体に下書きを描くことは無く、直接ソフトでペンタブを走らせ、思いつくままに描くことが多くなりました。
今回のラフ画はこれです。

タブレットを使って居ますが始めは中々思うようなラフも描けませんでした。
上の画像も色々と修正を加えながら一応のラフ画を描き上げます。(この時点では、目鼻立ちのみに注意し輪郭や髪型、服装に関しては大雑把に描いてあります。


次にそのラフ画レイヤーを50%程度の透過率にし、その上から新しいレイヤーに顔の部分の線画を描き上げます。
この時点で各パーツの距離や大きさに注意しながら描きますが、線の太さなどはアニメ調と違い最終的には必要なくなりますので多少の伏線などが入っている場合も有ります。



次は髪の毛ですが、これも顔のレイヤーとは別に描きます。
一枚に描き上げると「髪型だけを変えたい」と思った場合に不都合が生じるからです。勿論、この線画も最終的には使用しません。

この画像が、ラフ画、顔の線画、髪の毛の線画を重ね合わせたものです。(線画が描き上がった時点でラフ画は削除します。メモリー節約のため)

下の画像が、線画を元に顔の部分だけをべた塗りして、陰影を付けた状態のものです。
一応、色合いなども考えながら彩色しますが、肌部分の明るさや色調に髪の毛や服装を合わせていますので、同色系だけではなく、幾つかの色合いを乗算で追加します。

ここまでは意外と大まかな作業で、陰影部分に関しても80%程度の仕上がりです。

大まかな彩色が終わったら次に線画を元にはみ出た部分を修正したり、境界線を描き込んだり、直接輪郭線を入れたりしています。

輪郭線が描き終わったら顔の線画は必要無くなりますので、消します。(アニメ調の場合は残すことも有りますが)

更に目や口元などのハイライト部分を別レイヤーに描きます。(直接ハイライトを入れる場合も有りますが、基本は別レイヤーで作業しています。(色調などを変更した際に別レイヤーでハイライトを入れておくと影響を免れるからですが)

この時点で、目元や唇の色など細かな部分も描き込みます。(別レイヤーに目や口を描き込むと気がつかなかった微妙な修正が楽です。)


この画像も髪の毛のベースと成る色を決め、ベタ塗りから有る程度の陰影を付けますが、流れとして、顔部分のレイヤーの下にブラックで大雑把に髪の毛全体を塗ります。(こうすることで影の部分や前髪などを100%で塗る必要が無くなるからです。)

前髪や前面に位置する髪の毛は、別レイヤーで描き上げます。(出来るだけ細かな部分も描きますが、あまり境界線や線画に頼らず、思いつくままに塗りますが、ポイントとなる毛先などは、細い線できめ細やかに描くことが多いです。


ベタ塗りが終わったら次は、細かな髪の流れを表現するために、明るい部分や暗い部分を描くわけですが、同じ流れの髪の毛は一つのレイヤーで済みますが、重なる場合などは、新たにレイヤーを用意して描いています。

ここまでは意外と順調に行くのですが、髪の毛にもハイライトが必要ですので、ここで又ハイライト用のレイヤーを用意し、細い線で描いてはぼかし、又その上から補修や加筆を行ってハイライトを強みにする場合も有ります。

ハイライトまで作業が終わったら全体的な色合いを調節レイヤーを使い陰影だけではなく、色合いにも変化を付けます。(フォトショップには標準で調節レイヤー(色彩彩度、コントラストなど)が有りますのでそれを使っていますが、ソフトによってはカラー合成(エアーブラシのオプションで塗る色に色調が変化します。元の色が茶色でも青で塗ると色調だけが青になり、陰影には影響しません。))、

ここまでの作業で有る程度、肖像画に関しては終盤と言えます。
勿論、服装や装飾品などを描き込む場合は、ここまでの仕上がりの色合いに合わせ、服装や装飾品の色を決めます。

で、服装が完成した画像が下の画像です。

ここで、ラフ画や線画は有りません。
最後の背景を描くことに成るのですが、私の場合、背景の色を考えてキャラを描くことがほとんど無く、キャラの仕上がり状態で、基本の背景色が決まります。(背景に力を入れる場合は、一度キャラクターのレイヤーを合成して一枚にし、キャラクターとの絡みを考えながら背景の作業に入ります。)
ここで忘れてはならないことは、ファイルをこまめに別名で保存しておくと言うことですね。
ずっと同じファイルで作業していた場合、ソフトのエラーが起きると破損する場合も有りますし、細かな上書き保存を怠ると長時間が無駄に終わることも有るので一つ一つの作業毎に、上書き保存もしくは別名で保存し最悪の事態に対処しましょう。(ご利用は計画的にって事でw)

背景の書き込みが終わった時点で、全体的に違和感が無いか、一度落ち着いて見直してみてください。
気がつかない部分に色むらが有ったり、はみ出た部分が有ったり必ずします。(私だけかw)
と言うことで完成です。



リアル画と言っても今回は、原画の無いオリジナルなので少々、人間味に欠けますがお許しを。(オリジナルはこれが限界なのよw)
ラフの状態から少しずつ印象が変わってますが、いつもです。(笑)
描き進む内に「ここはもう少しこんな具合の方が」とか、必ず始めのイメージには仕上がらないのも私の力量不足です。(それが味わいと開き直ってますがw)

個人的には、原画の有る肖像画でも輪郭や目鼻立ちには注意しますが、色合い自体は無視しています。
勿論、画像をそのままそっくりに描きたいなら原画から色を拾って描けば良いのですが、それでは面白くない。
それに色合いと言うのは、個性が出るもので、同じ原画を使っても描く人によって印象が違ってきます。
人物画で一番難しいのが髪の毛だと言われてますが、あまり忠実な再現に拘らず、陰影のみを参考にする方が良いかもしれません。
(私の場合は、只忠実な再現が面倒だからですけどw)

それとイラストを描く場合、得に肖像画をリアルに描きたいと思ったら多少、大きめのサイズで描きます。
縮小すれば細かな部分は判別できないのですが、目元などはぼかして描くより、想像でもまつげや瞳の色などに工夫することで深みがましたりします。
まぁ?油絵のように遠目で見ることを前提とする描き方も有りますので、これは好みの部分と言えるでしょうね。
私なんぞは、変に細かいところも描かないと納得出来ないので、小さな原画を参考に描く場合は、かなり疲れます。
睫毛など判別できないのに、細かく描いては遠目で確認し、違和感が有ったら描き直しと言うのがほとんどですから。

初めてリアル画(美人画)を描いた時は、雑誌を参考にしていましたので、完成までには倍以上の時間がかかってました。
(今でも早くて16時間ですから、早いとは言えないんですけどね(^^;)

あまり参考に成るとは思えませんが、人の作業工程というのは意外と新しい発見が有ります。
You Tubeでもspeed paintingと言うイラストの一連作業工程が動画としてアップしていますのでそれを参考にしてみるのも役立つと思います。
(私はあまりにもプロの凄さを見て落ち込みましたけど(爆))

ジャンル [ 趣味・実用 テーマ [ イラスト ]

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